即位・大嘗祭違憲訴訟の会NEWS 号外

即位・大嘗祭違憲訴訟の会のニュース 国葬批判号外です。
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国葬批判号外

【声明】
安倍晋三の「国葬」に断固反対する

 7 月 22 日、岸田文雄首相は安倍晋三元首相の「国葬」(国葬儀)を行なうと閣議決定した。
 即位・大嘗祭違憲訴訟原告団、同弁護団は安倍晋三の「国葬」に断固反対する。
 そもそも「国葬」なる概念は、政教分離などを考慮して日本国憲法施行の 1947 年に失効した「国葬令」によって「皇族」および「国家ニ偉功アル者」が死亡したときに「特旨ニ依リ」天皇が「賜フ」ものであった。なぜ、この勅令が失効しなければならなかったかは考えるまでもなく、日本国憲法の趣旨に反するものであったからである。それを内閣府設置法(第四条第 3 項三十三「国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること(他省の所掌に属するものを除く )」)などによって復活させることはできない。
 そもそも国が、特定の個人を、公費を使って葬儀を挙行するということは、国によって記念し顕彰されるべき死の序列化・価値化を意味するものであり、決して許されない。私たちは、日本国憲法に反して国費を使って行なわれた即位・大嘗祭の違憲性を政教分離などの視点から争っている。同様に安倍晋三の「国葬」(国葬儀)も許すことはできない。
 日本国憲法の下で、「国葬」として行なわれたのは、1952 年の明仁の立太子礼の際に「臣茂」と記して激しい批判をあびた吉田茂の葬儀が 1967 年に行なわれて以来だという。まさに安倍も教育基本法改悪、戦争法制定、国会開催要求に対する不当不開催等々、日本国憲法の趣旨に逆らう諸行為を重ねており、吉田並みの日本国憲法に逆らう者である。日本国憲法に逆らう者が「国葬」とされるというならば、それは正に「国葬」を行なう首相(吉田の際の佐藤栄作、安倍の際の岸田)が日本国憲法に反していることに他ならない。また、安倍は森友学園、加計学園、桜を見る会、河井選挙買収、黒川弘務検事長問題などさまざまな未解決の疑惑にかかわる中心人物で、日本の国政を辱めた人物であり、カルトの広告塔・庇護者であって、それがその死の原因でもあった。いまなお政府はじめ多くの領域にそのカルトが巣食っている中で、彼らが推進する「国葬」など言語同断である。自民党による安倍政権美化と疑惑隠蔽対策と言わざるを得ない。「国葬」によって多くの人々とともに私たちが訴えてきた安倍政治への批判が国による顕彰にすり替えられるといった許し難い事態が懸念される。
 繰り返す、即位・大嘗祭違憲訴訟原告団、同弁護団は安倍晋三の「国葬」に断固反対する。

 

『安倍靖国参拝違憲訴訟・東京/控訴審・最高裁記録集/2017~2020』発刊

『安倍靖国参拝違憲訴訟・東京/控訴審・最高裁記録集/20172020』がいよいよ出ました。
 

『安倍靖国参拝違憲訴訟・東京/控訴審・最高裁記録集/20172020』(即位・大嘗祭違憲訴訟の会

20131226日、安倍晋三首相は、突如靖国参拝を強行。国・安倍晋三・靖国神社を被告として、633人の原告と15人の弁護団による、長きにわたる裁判闘争が始まりました。

 裁判は、20191121日、最高裁によって上告棄却され、終結させられてしまいましたが、一審終結後に刊行された裁判記録集の続編として、このたび『安倍・靖国参拝違憲訴訟 控訴審・最高裁記録集』が刊行されました。

 前編同様、訴状や、口頭弁論における意見陳述などを網羅し、さらに、訴訟の会発行のニュース全号、詳細な索引を付し、前編を上回るボリュームになっています。

 運動の肉声の詰まった貴重な資料です。ぜひご購入ください。

B5判/392ページ

頒価:2,500円(送料とも。郵便振替料はご負担ください。)

申込方法:郵便番号・住所・お名前・電話番号を明記の上、以下までお申し込み下さい。

 メールアドレス:sokudai@mail.zhizhi.net

事務局住所:202-0022東京都西東京市柳沢2-11-13「即位・大嘗祭違憲訴訟の会」

郵便振替用紙を同封して送らせて頂きますので、事務処理上、10日位内にお振込下さい。

『一審記録集集』『控訴審・最高裁記録集』両方をお申し込みの場合、4,500円(送料とも。郵便振替料はご負担ください。)

なお、『安倍靖国参拝違憲訴訟・東京/一審記録集20142017』は残部僅少の為、在庫切れの場合、お断りする場合がありますことをご承知ください。